食としつらい、ときどき茶の湯

ふつうの暮らしをちょっとよく。背伸びしないで今日からできる、美味しくて心地よい暮らしのヒントを集めています。

家をつくろうとする方・つくられた方の傍で、 家 人 暮らしを永年見守り続けた 元・建築設計事務所 広報担当から
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インスリノーマ "100万分の1"のあなたに届ける私の記録 3

【病院に行くまで】診療科をなやむ

健康診断

2014年10月、健康診断の問診で しびれについて話してみた。しびれを感じるようになってから もうだいぶ経ってのことだ。ところが 問診医は「そうですか」と問診欄に『しびれ』と書くだけ。なんだ やっぱり気にするほどのことでもないのか、と思った。


翌、2015年12月の健診。この頃には色々な症状が連打で起きるようになっていて、"病院"という言葉がチラついていた。ところがやはり問診医は、「そうですか」とだけ。まったく、この問診に意味があるのだろうか。○○科を受診してみては という返答を期待していたのに。ただ、送られてきた通知には 欄外に『空腹時血糖 低め』と書かれていた。血糖値は51。だからどうとは書かれていないし 51がどんなかもわからない。それより、問診欄に『本人自覚症状:口のまわりがしびれ その後文字認識できず会話が困難になる』と書かれていることの方が気になった。なぜこの申告でスルーなんだろう。

問診で 診療を勧められなかったとはいえ、頻発・重症化する症状を 黙認していられなくなり、ネットで調べてみた。まずは ほぼ毎日現れるしびれについて。脳の疾患、骨髄の疾患…。該当するものが 多岐にわたり、話が広がりすぎてますます何科に行けばいいかわからない。
ある時、しびれの原因の一つに"低血糖"とあるのを見つけた。見覚えのある"低血糖"、確か 健診結果に記載のあった言葉だ。今度は"低血糖"について調べてみた。『血糖値が下がり しびれなどの症状が現れる。糖を摂取すると回復する。』とあった。『血糖値が下がり続けると 頭痛や動悸、さらには 知覚認識の異常や意識の混濁、失神などを引き起こす』と続く。「あ」と思った。おかしいと思っていた症状はみんな繋がっているのかもしれない。確証はないが 書かれていることすべてがあてはまるように思え、まずは"低血糖"にアタリをつけて病院に行くことにした。