食としつらい、ときどき茶の湯

ふつうの暮らしをちょっとよく。背伸びしないで今日からできる、美味しくて心地よい暮らしのヒントを集めています。

家をつくろうとする方・つくられた方の傍で、 家 人 暮らしを永年見守り続けた 元・建築設計事務所 広報担当から
日々の暮らしを見つめるヒントをお届け。家の捉え方、 暮らしの向き合い方を見つけるきっかけになれば嬉しいです。

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

脱・モノの多い暮らし

ずいぶん前から、所有するモノの量を考えるようになった。服も ストック品も 極力買い集めないようにしている。改めて モノの量のことを考えていたら、昔書いた記事をふと思い出した。2016 年に書いた今はなきブログ記事、思い出しついでに ここに移し書いて…

感覚のリセット

茶道を習い始めて十数年。仕事帰りに 意識朦朧 ヘロヘロ状態で先生のお宅にたどり着き、「今週もどうにか ここへ来た」という妙な達成感をもってお稽古に望む日々。身支度を整え しっかりお茶と向き合う用意をしていくべきところ、ただただ半身でお稽古場に…

ときめき!!『ラブおばさんの子供料理教室』

今でも大事に持っている、子どもの頃に買ってもらったある本のお話。 おもちゃ屋さんには近寄らないけれど、本屋さんにはよく連れて行ってくれた母。「一冊だけね」という声を合図に好きな本が並ぶエリアに急行するのが常。ただし その『一冊』にはマンガは…

ほろ苦コーヒー まろやかコーヒー

むかしから、毎朝必ずコーヒーを淹れる。漂う香りがなんともいえない。ちょっとでも時間があれば豆からガリガリ。挽き立ては、ミル済コーヒーの数倍香りが良くて幸せ度が違う。ところが最近、そんな香りを楽しむ朝のルーティーンに衝撃が走った。 『コーヒー…

茶碗の中のご飯の美学

母は食事の盛り付けに少しうるさい。 「美味しそうに盛る」 これが口癖で、子どもでも ごはんの盛り方がきれいじゃないと容赦なくやり直し指令をだしてくる。 「美味しそうに盛りなさい」 父のごはんは やや大ぶりのお茶碗にたっぷり盛り。一膳めは、お茶碗…

日の出15分前のキセキ

毎朝、世の中が始まる前に公園を散歩する。眠れないまま朝4時を迎えた6月の終わり。何気なくカーテンの裾から窓の外を見てみると、空が この世のものとは思えないほど美しいピンク色に染まっていた。衝撃。こんな素敵な時間があったことを知らずにうん十年…

素敵な家に 素敵な暮らしが付いてくるわけじゃない

竣工したての現場にて。建物はもちろん外構など敷地全体が調い、醸し出す雰囲気も素敵。お施主さまがお住まいになるまであとわずか。 長年、設計事務所で 沢山のお客さまに接してきて思うのは、どんな方もその後の すてきな暮らしを思い描いて家をつくるとい…

おばあちゃんの誕生日に。

おばあちゃん94歳のお誕生日。 これまで仕事ばかりで顔を出すこともままならなかったことを猛省し、茶懐石の点心風お昼を用意して会いに行ってきた。 近頃 外食がむずかしくなってきたので ちょっとでも特別感を味わえたらというこちらの気持ちが読めたの…